田舎ではじめに話しかけてくれるのは誰だろう?
田舎に行ったら、はじめに話しかけてくれるのはだれか?
という話を講師の山崎さんが仰っていました。
誰だと思いますか?
おじいちゃんではないんですって。
おじさんやおばさんでもない。
子どもでもない。
『おばあちゃん』なんだそう!
「あんた、どっから来たの?」
「何しに来たの?」
と聞いてくれるのはおじいちゃんではない、おばあちゃん。
外部から来た人にとても冷たい地域があって、
どうにか打ち解けてまちづくりに参加してもらうために、講師の山崎さんがとった手法。
なんと
おばあちゃん受けのよさそうな若い男の子3人と女の子も一人入れとくか、ってな感じで4人を一年間そこの土地に住まわせたそう!!
料理も苦手な子達が、朝も晩も縁の下で料理をして生活道路で食事をする。
いやでも目に入ってきますよね。
そして、お世話してあげたくなる。
野菜も食べな、と助けてあげたくなるのです。
おばあちゃんの詮索が始まります。
【第1段階】野菜のおすそわけ
菜っぱなどを差し入れてくれます。
【第2段階】惣菜の差し入れ
ここでもまだ偵察のため、だそう。でも、少し打ち解けてきています。
【第3段階】亡き夫の遺品の服などをプレゼント!!
ここまでくるとだいぶ打ち解けてきたそうです!!
ここではじめて、まちづくりの寄合い(ワークショップ)に参加してもらえるよう声をかけるそうです。
町に眠る蔵を、美術館として再生したい。
行政と、地元の企業が賛成したとしても、地元住民が通えるものでないと美術館はずっと敷居の高いままで終わってしまう。
地域の人が毎日来るような美術館になれるように、山崎さんが取り組んだ事例がインパクトありすぎて!
美術館としては異例の、キッチンを備えた造りにして、子どもからお年寄りまでが通う美術館になったそうです。
はじまりの美術館、という名称です。(福島県)
伊勢崎市境島小学校が廃校になり、今は使われていない校舎。
これをどう活用していくかの集まりでした。その講師として大阪からきてくれた山崎 亮さん。
私はサドベリースクールとして活用したい、森のようちえんでも使わせてもらいたい、その思いで参加してきました。
今回の回では意見交換が主な目的で、話し合ったことがすぐに反映されるわけではありませんでしたが、
サドベリースクールを知っているかたが複数いて!!(それだけでびっくり)
少し活動を始めた議員さんもいました。
ハードルは高く厳しい道のりだそうですが、島小は一部屋しか使う予定がないから他の部屋は空いてるよ!との情報をいただき、
可能性に胸をときめかせた日でした。