元教員 群馬→高知 こどもの遊び応援隊 山田ユキのブログ

群馬県太田市に自然の遊び場を創ろうと活動しています。森のようちえん じらんぼう立ち上げ、週に1回自然の中で遊ぶことを広めています。

幼稚園を退園した息子のその後のお話


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先日のこと。

2歳の娘と4歳の息子は、保育園の一時預かりをお願いしてみた。

 

学年でいうと息子は年中。

4月に幼稚園に入園したものの、1月に突然行きたくないと言い張ったまま行かず、年少の3月末で退園した。

 

その後は私が見たり、祖母が見たりで5月に突入。

 

その間、息子は2度ほど ある保育園で一時預かりを経験。そして今回、娘も一緒に一時預かりにチャレンジ。はじめての経験。

 

でも娘の方は去年一年間そこの保育園の支援センターに通っていたので、預かりがはじめてとはいえ、兄より慣れているかも?

 


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余裕の表情で車から降り、リュックも背負いズンズン進んでいく。

 

門を通り抜けて自由に園児が遊んでいる風景に、私の心もなごむ。

 

自由に遊ばせてくれる園の雰囲気が好きなのだ。

 

娘のクラスの先生が気づいて話しかけてくれる。息子も一緒になってカバンを預けて遊び出してしまった(^_^;)

 

母にはバイバイと手を振って。

 

 

 

たった数ヵ月前は、

 

 
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園服にも袖を通したがらず、足取りも重く。

 

「いや~行きたくない~」と散々駄々をこねていたのに

 

園が違うからなのか

母と妹とたくさん遊んで満足したのか

あの頃よりもだいぶたくましく成長して歩いていった。

 

 

この日、兄のクラスは登山だった。

 

森のようちえんで遊んではいたが、毎日遊び尽くしている園児の足についていけるのか。

 

私は、電話口で先生に心配だと伝えていた。

 

 

お迎えにいくと、どこにいるのかもわからないほどに馴染んで遊んでいた。

 

私を見つけると、満面の笑みで「ママ~!!!」と手を振っている。

 

 

あぁ、もう大丈夫だ

 

 

一気に心の重荷がとれた気がした。

 

 

 

登山のようすを、なんとスマホの写真と動画で見せてくれる先生(‼)

 

何十人もいる集団の、なななんと先頭をきって歩いている息子の姿がそこにはあった。

 

「全然大丈夫でしたよ~!!体力ありますねぇ!!」

とお褒めの言葉までいただけた。

 

そして先生に、「森大好き!」と話していたそう(ToT)

あぁ嬉しすぎる。

 

家にいるとタブレットばかり見てしまう息子。

 

何とか外へ連れ出し、人とふれあい、体力をつけてもらおうと考えてきた。

 

その努力が報われた気がした。

 

先頭を歩くか、または最後尾にまわって先生と同じ口ぶりで「ほら~がんばって~置いてかれるよ~」 と励ましていたというではないか。

 

幼稚園のお遊戯会でも、他の子を注意して正しい立ち位置に動かそうとする姿が見られたが

 

しっかりものだったんだなぁ。

 

既に、幼稚園の頃と同じように振る舞えるなんて。

 

息子はお友達の名前はほとんど覚えていないだろうが、周りのお友達はみんな覚えてくれているみたい。

 

帰りに名前を呼んで手を振ってくれたり、一緒に遊んだりしていて、息子もここなら毎日通えそうだと感じているに違いない。

 

 

 

一方、はじめて長時間保育園にママと離れて過ごしていた娘は…

 

お部屋に入る時間になっても兄から離れられず。先生はなんとしばらく、そっとしておいてくれたのだそう。

 

大きな園ではありえない対応じゃないか?!と感激した。

 

兄たちが登山に向けて出発するときに、やんわりと引き離してくれたそうだ。

涙は流さなかったものの、複雑な表情をしていたそうだが、そのわりにはすぐにどろんこで遊び始め、

先生に「もうできた~?」と聞かれて「まだ~!」と答えていたそうだ。

 

お話もできて、自由に遊ぶこともできて。

 

ふたりとも、菜っ葉やら様々なおかずも完食!

緑のものは食べられない子が多いそうで、先生に驚かれていた。

 

まるでずっと隠れて見ていたかのように説明できたのも、先生方がとても丁寧にその日のようすを教えてくれたからだ。

 

とってもありがたい。

 

今回はお昼寝はせずに帰宅したが、娘はひとさまのお布団で勝手に寝る準備をはじめていました(笑)

 

娘も次から丸一日大丈夫そうだなぁ~

 

ふたりの強さにとても勇気付けられた。

 

太田での森のようちえん じらんぼうの活動、

また あかぎの森のようちえんでの活動、

そしてお友達と遊んだ活動、

もしかしたら赤ちゃん先生での活動も?

 

いろんなことが積み重なって、彼らに自信をつけることができたのだろう。