元教員 群馬 こどもの遊び応援隊 山田ユキのブログ

群馬県太田市に自然の遊び場を創ろうと活動しています。森のようちえん じらんぼう立ち上げ、週に1回自然の中で遊ぶことを広めています。

太田市で不登校・発達障害の関わり方基礎講座開催され、100人以上の人々が集う

講演会、駐車場に着いてみるといきなり主催のまゆパンさんが駐車場係をしている!

えぇ!会場にいなくていいの?!

どうやら駐車場の案内で、南西と北西を間違えたから様子を見にきたとのこと。

 


会場のある5階でエレベーターが開くと、なんと今度は伊藤先生が目の前に!

えぇ!なぜここに!

会場が静まり返ってるから…とのこと(^◇^;)

 

このブログをまゆさんにお見せして、アップして大丈夫なのか確認してみると、なんとまゆさんも

「会場が静まり返ってるんだもん!」と参加者さんに話して会場入りを拒んだとのこと!!ウケる!!笑笑


お二人のお人柄がスタート前に伝わってくるという(^^)

 

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記念にいただいたkohanayaさんのお花を持って

 

主催 まゆさんのブログ

https://ameblo.jp/mayupan-yummy/entry-12433936861.html


講演会は、不登校についてのさまざまな原因解説からはじまり、発達障害とよばれるものの特徴、そして学校や家庭での困りごとを実例をもとに話してくださいました。

その後、各困りごとに対してどのように対処したらよいか、不登校児への接し方、参加者からの質疑応答で締めくくられました。


不登校の背景の1位はダントツで同級生との人間関係。不登校に原因はない、なんてよく聞くけれど、伊藤先生はキッパリと1位だと。


教師や、学習面、給食、起立性調節障害、家庭環境が他にも挙げられていました。


自閉症の診断ゾーンの図の説明は、わかりやすかった。なんと例えたらよいか、タピオカ入りジュース?(これは私が今考えた)

タピオカひとつひとつが、こだわりや生きにくさを表していて、底にいくほどタピオカが溜まっていて濃い→自閉症

上には何個かタピオカが漂う程度→定型発達


タピオカがだんだん下に行くほど増えてくるあたりで自閉症の診断がつくよ、というもの。


でも、定型発達だからといってタピオカがゼロとは限らない。上の方にも漂っているのがポイントだと先生は言う。

その例として、ごはんにどうしてもマヨネーズをかけたいこだわりを挙げました。

そのこだわり(タピオカ)は週に一回だけに発揮すれば許される程度なのか、


はたまた毎日毎食ごはんにマヨ!、肉でも魚でもマヨ!など、他にもさらなるこだわりが多々あることを考えると、、

どちらのほうが生きづらいかは明白。


自閉スペクトラム症ADHD、LDなどは脳の機能障害といわれている。


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自閉スペクトラム症の特徴として

1、社会性の障害

…図書館で大声で喋ってしまう

2、コミュニケーションの障害

…友達にアホと言われてものすごくショックを受けてしまう、文字通り受け取る

3、イマジネーション(想像力・思考の柔軟性)の障害

…「もう少しで始まります」と言われても、もう少しが何分か想像できない


これらの障害をきたしているとのこと。


表情を読み取るのが苦手なので、目配せや暗黙のルールがわかりにくく、喜怒哀楽はっきりした表情だとわかりやすくていい!

相手の状況を想像するのも苦手なので、夜中にメールを送ったのに既読にならず、何通も何通も送ってしまうなども問題になっている。


興味が異様に狭い範囲にあるというたとえ話で、ありありと光景が目に浮かぶようで私は笑ってしまったのだけど、数人で電車に乗ったときのこと。

ひとりは外から電車を撮るのが好きなので車内では座っている人、ひとりは車掌さんが大好きで先頭車両でずっと立ってる人、ひとりはドアの目の前に立ってモーター音をずっと聞いている人と、電車好きとひとくくりにしてもさらに細かい興味に分かれていると。


また感覚に敏感な人が多く、子どもの甲高い声が苦手、抱っこされる感覚が嫌で抱っこしても仰け反る、お弁当の匂いがしんどい、など人によってさまざま。


それから毎日繰り返すルーチンがあったり、同じおもちゃでずーーっと遊んでいられるなどの反復行為が見られたりする。


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学習症(LD)の特徴

1、ことばの読み・書き・聞くことが苦手

ディスレクシアといって文字が重なって見えたり、歪んだり、反転して見えたりするので、文字としてくっきり見えないから板書も難しい

2、計算が苦手

…ここにあめが10個あります。2つに分けると?「先生は大きいから8個あげるね」

3、図形理解が苦手


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ADHDの特徴

忘れ物が多い、集中できない、注意力が散漫、落ち着きがない、考えてから行動できない、順番を待つことが苦手、癇癪を起こす、事故にあいやすい

=衝動性が抑えられない

脳の伝達物質  3つ情報があるとして全部送れず1個しか届かない。

「学校に行かないといけない」という情報は頭にあるが、「ランドセルを地面に置いた」という情報が届かず忘れ物をしてしまう

お小遣いを渡すとその日のうちに全財産使い切ってしまって、その後お金が無いと訴える大学生など


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学校での困り事

・Aの小文字が aと教科書にあるのに、ノーノに書く時は @ と書かなくてはいけないのが理解できない。a と教科書通りに書く。


・㎎のようなGと、g が同じ文字だと認識できない


・窓際に座ると校庭で体育をしている声と、教室内の声が同じ大きさで聞こえて集中できない、かといって廊下側に座ると隣の教室の先生の声が大きく聞こえてしまう(聴覚過敏)


・体育が苦手


・ルールに厳しく、相手を責める

・順番が守れない

挙手して他の子が指名されて、次はおれだ!と思ってるのに指名されずに怒り出す


・思ったことを口にしてしまう


・休み時間の過ごし方がわからない(あなたはここで本を読んでいてね、と指定すると安心できるそう)


・時間割の急な変更が苦手(先生になるべく早い段階で変更があるなら伝えてもらうようお願いする)


・給食の時間が苦痛な子が多い(給食だけ親学級・交流級に戻る学校もあるが、給食こそ完全個室の方が落ち着く子もいる)


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家庭での困り

・欲しいものが手に入らないとパニックになって怒る

→手に入ると思い込む言葉がけがあったかも?前回買い物に来た時にダダをこねられ、「次来た時にね!」と言った等。

ダダをこねられて買ってあげる、という負の行動に反応してはだめ。店内では静かにしていられたら買ってあげる、など、親が助かる行為で買うなどしないと、エスカレートしていく。


昼夜逆転している

→昼間は登校する子どもの声や、世間話するおばちゃんたちの声、夕方も下校する子どもの声などが聞こえて、学校への刺激が多い。夜はみんなが寝静まって刺激が少なくて快適。

いつかきっと終わりがくる。


・家で勉強できない

→担任に許可を得られたら、宿題のプリントを細かく切り分けて、小分けにして取り組むとゴールがわかりやすく取り掛かりやすい。最後にテープで貼って出す。


・ルールを守れない

→できないときより、できたときに褒め、認めるようにする


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自閉スペクトラム症への対応

・言葉より視覚的に (朝の支度に何があるのか表にするなど)

・指示は細かく具体的に (現地集合の日などは、事前に集合場所の写真を撮り、ここで待っていてと印をつける。面倒だが、当日時間よりも30分前に来て、集合場所がここで合っているか不安になりさまよって、結果みんなで探す手間になることを考えると、先に準備していた方がラク

・急な予定変更は避ける。やむを得ないときは、絵に描いて安心できるように説明してから変更する。特に、楽しみな予定の場合、一生成し遂げられないかもしれない、と不安に襲われる。

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不登校への対応

・家は安全基地であって良い

学校は戦場だと言う子も。家にいても怒られて気を張るようでは、心を落ち着ける場がない。


・学校を休むことへの不安があるか聞く

勉強面で不安があるか、ないといえばおしまい。不安があるといえば、家庭教師など何かしら手をうてる。


・学校に関すること以外の話題で楽しむ

ごはんでみんなが食卓にいるときに「今日も学校行けなかったのか」と言われると、ご飯を食べたくなくなる。


・期待しない

「明日は学校行く」と言われると「えーっ!(喜 )」と反応してしまうと、口でいくら「学校行かなくてもいいよ」と言いつつ本音がバレてしまう


・意図的に1人にしてあげる

親がいると布団に潜っているが、親が出ていった途端に布団から飛び起きてホッと一息つける。羽を伸ばせる唯一の時間。

 


・学校との関係で、保護者も楽な方法を考える

朝、学校に「休みます」と連絡することが億劫ならば、「学校に行く日だけ連絡します」と宣言すると楽になる。

 


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・家の中だけで抱え込まないこと!

・「今これができない」ことに注目するよりも、「将来こうなる」ことに注目し、そのためには今これができないことは問題か?と問う。

・高校卒業資格は本当に必要なのか、ということもその人によって様々。必要ない進路ならば、別のことを3年間みっちり取り組むことも大事。

・大事なのは自尊心を高めること。褒めないといけない

・大人ルールで考えないこと。時代は変わる、子どもの時代に合った ものさし で見ることが大切!

 

困った行動を叱ってもニヤニヤして辞めない→褒める、叱られる、どちらも自分(子ども)に関わってくれたと喜んでいる。→繰り返して目を引こうとしてしまう。計画的無視といって、困った行動には目をつむり、反応しないのもあり。


・10日フリースクールに行くのと、たった1日学校に行けただけで自信のつき方がまったく違う!学校に行けたというだけでぐんと自信がつく

 


大阪府教育委員会主導で、適応指導教室フリースクールの連携が始まったが、大阪のフリースクール10校のうち2校のみ。『学校なんて行かなくていいよ』というスタンスのフリースクールとは、連携は上手くできない。同じ方向を向いている必要がある。

 

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お話を聞いて、学校に行けないことは悪、という価値観が消えない限りは、学校に行かない子が背負う罪悪感は消えないんだなと感じ…

 

早く「学校は行かなくてもいいところだ」の価値観広めたいなーと思いました。幼児にはまだそんな価値観植え付けられてないし、息子もそんなこと考えてないと思う。

いつ根付いてしまうんだ?

なるべく「学校」「学校」言う人を周りに置かないようにしたい…と思ってしまった。