元教員 群馬→高知 こどもの遊び応援隊 山田ユキのブログ

群馬県太田市に自然の遊び場を創ろうと活動しています。森のようちえん じらんぼう立ち上げ、週に1回自然の中で遊ぶことを広めています。

仕事を辞めようか悩んだとき、親の意見はききますか?

仕事を辞めるか悩んでいるとき、親の意見を気にしたでしょうか?

私は1年も経たないはずなのに、もう忘れちゃった。

たしか母親からは安定の「モッタイナイ」を言われたはず。そうそう!母親自身は私が小6になるまで専業主婦だったので、モッタイナイの言葉に反発したのを覚えている。

私が公務員だったからなのか、母親が結婚した当時は寿退社が多かったのと比べてモッタイナイなのか? 詳しく聞かなかったけれど。

カチン!ときたのは思い出した。

じゃあなぜ母親のあなたは働きに出なかったんだ?子ども3人を保育園等に入れて働きに出るチャンスはいくらでもあったはずだ。とくに我が家はいつも、「お金がないお金がない」と言われ育ち、すっかり貧乏性が染み付いてしまっている。子ども3人全員、奨学金を借りて大学生活を送った。アルバイトももちろんした。母が働きに出たのは末っ子が小学校に上がってからだ。

それは子どもの成長を近くで見たかったからではないのか?

働きに出ることになんらか抵抗があったからではないのか?

怒濤のように言い返したと思う。 それからは仕事を辞めることに対して、何も言ってこなかった。 (何か言うと面倒だから)

父親の反応はちっとも覚えていない。とくに反対も賛成もなかったんだと思う。

たまたま友人と仕事の話になり、私が退職するとき夫はどういう反応してたのか質問され、その次に「親は?」と聞かれた。

え!と正直びっくりした。

働きはじめたばかりなら、わからなくもない。 でも10年以上働いているのだ。

もう、親の管理下からは外れたと思っていいのではないか?

教員や公務員に多いと私は思っているのだけど、親の理想通りの人生を歩まされてきた「いいこちゃん」。自分の意思はどこかに置き去りにしてきてしまい、学生時代は親と先生と友達最優先。仕事においては上司や同僚、生徒、お客様 最優先で自分のことをないがしろにしてしまう。

むしろ。そうしないと生きていかれない。

自分はこうしたいんだ、なんて言ったところで「あんたは何も知らないんだから親のいうとおりにしてればいいのよ」「大学にいかなくてどうするんだ?社会は甘くないぞ」なんて言われてしまう。

受験では、親が悩み苦しむ。 本当に悩むべきは子どものはずなのに。 子どもが何も考えていないから焦るのよ!というのは、今まで選択権がすべて親にあったから。

すべて親が決めてきたくせに、いきなり考えろと言われても無理だ。

親の責任、という部分もあり難しいが、決めるのは子どもでなければならない。

その影響が、就職してからもあるように思う。

仕事を辞めたら親が悲しむかな…何て思う必要はない。仕事に振り回されて人生を棒に振るよりマシじゃないか?

いつまでも親のもとにいるわけではない。もう一社会人。親に何か言われるようなら、距離を置くのもいいと思う。

母親のお腹からこの世に出てきた瞬間、もう別の人格なのだ。