息子の絵、頭足人(とうそくじん)卒業しました!
3月末に書いたこの記事から、7ヶ月が経ちました。
頭足人と書いて「とうそくじん」と読みます。
保育関係者ならご存知かと!?
世界共通で、小さいうちは頭から足が生えるヒトの絵を描くのです。
ここ、保育者が間違った接し方をすると順当な発達とは異なる!?絵を描いてしまいます。
「手は頭から生えてないでしょ(否定)」
「お腹はどこいっちゃったの?」
「あら~宇宙人みたい」
これらがまちがった言葉がけとは言わないけれど、まさか頭足人知らない?と思っちゃうかも。
私、保育の勉強してないんだけど、どこで知ったのかな…
息子がはじめに通っていた園では、あまり絵を描くことに対して特別意識を払っていないのか、はたまた同じ絵を描くことに注意を払っているのか。
先生の見本があって、それを見ながら子どもたちは絵を描いていきます。
今の保育園ではあり得ない。
退園する前に、幼稚園の担任の先生に質問してみたんです。
「なんで見本を見せるんですか?」って。
だってそのせいで家で絵を描かないんだと思うの、どう描いたらいいかわからなくさせられちゃってるから。
そしたらね、なんと言ったと思う?
「見本がないと絵が描けないんですよ」
!!!!!!
先生が子どもを信じてない。
そりゃ描けないわ。てか同じ絵を描くなら楽しくなくなる。はん、辞めてよかったと思ったよ。
幼稚園やめたら、どんどん絵を描くようになった。
↑運動会の練習風景を保育園で描いた。本人は太鼓が印象的で、太鼓の縁の鋲っていうのかな?膜を留めている画鋲のようなものを点々で表しているそう。
先生が褒めてました。
下の二本の棒はバチだって。まだ頭足人です。
↑これは運動会直後の絵。まだ頭足人。足が異様に長いのは、パパを描いてるからなんだって。
↑これはママだそうです。ママ、鼻が特徴的なのね笑
↑運動会では、国旗のかわりに子どもたちの作品がずらーっと並んでいます。
運動会でウンテイを披露するので、みんなで特訓していたようで、その絵。
息子が雲梯をやっていて、ママと妹が見ているんだって。お友達じゃないってところがかわいい♫
そして、保育園に入って何ヶ月?一時預かりでたくさん通っていたので、正式な入所からはまだ2ヶ月なんだけども。
頭足人、卒業~!!4歳10ヶ月!
絵における、トイレトレーニング卒業かのような達成感!(感じてる保護者は少数だろうけど)
思わず、保育士さんに喜びを伝えちゃったよね。
その興奮を、同じテンションで分かち合ってくれる担任の先生!!涙
先生「お母さん、わかってくれますか!?そうなんですよ!みんな運動会を終えて、一気に変わっていったんです!!」
先生「(まだ頭足人を描いている子が多くて)少し心配していたんです。でも無理やり胴体などを描かせるようなことはしたくなくて」
私「辞めてほしいです!(同感)」
先生「でも、いろんなアプローチは考えられて。今回は、『運動会のときにどんなところに力を入れた?』『体がどうなった?』という問いかけをして、『髪がぶわーってなった!』『手にマメができた!』とか話し合ってから描きはじめたんです。息子さんは、指に力を入れて雲梯をがんばったので、はじめて指を描いてくれたんですよ~!」
と力説してくれるんです。すごい嬉しそうに。
そう言われてもう一度見た絵は、指が10本も描かれてるくらい力強い指で、左側が息子自身、右はうんていをやってない妹のはずだけど指がちゃんとある(^o^)
娘の髪の毛は、ゴムで縛ってポニーテールにしてあるのかも。
子どもたちの絵の変容を、こんなにも喜んでくれる先生がいる。
それだけで転園してよかったな~~って思いました。
さらに、私のこの思いを知ってか知らずか?息子はこの先生のことが大好きすぎるよう。
毎朝ハグハグしているし、ニヤニヤ笑
よかったよかった。