元教員 群馬→高知 こどもの遊び応援隊 山田ユキのブログ

群馬県太田市に自然の遊び場を創ろうと活動しています。森のようちえん じらんぼう立ち上げ、週に1回自然の中で遊ぶことを広めています。

群馬県太田市にプレイパークを創りたい


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地元、群馬県太田市で『森のようちえんってなぁに?』というイベントを主催した。

 

群馬にはすでにあかぎの森のようちえんが存在しており、

 

その代表のぬで島さんを太田にお招きして、勉強会をやろうというものだ。

 

ぬで島さんを紹介してくれたのは、群馬県ママハタを広めた第一人者の女性。

 

彼女は3児の母で、自然の中で遊べる場所ができるなら応援したいと駆けつけてくれ、司会進行も行ってくださった。

 

 

ぬで島さんから、太田市近郊で森のようちえん等の見本となる事例として、2つの取り組みを紹介してもらった。

 

 

前橋のSANDENという会社の、広大な敷地の中にある一軒家を使って、隔週木曜日に行われている。

 

東京で自主保育をしていた女性と、幼児教育のお仕事をされてきた女性とが発起人となり、

お母さん達主導の出入り自由な森の子育て広場である。

 

参加者はお椀一杯分のお野菜を持参し、hahako園で仕込んだ自家製味噌でみんなの持ち寄り具材のお味噌汁を作る。

 

それと持参したおにぎりで昼食。

 

建物の中に大きなテーブルがあり、30人ぐらいは座れそうだった。

 

 

私はこのお味噌汁を飲んで、味噌作りに興味が湧いた。市販のお味噌にはない大豆感と風味が好きになった。

 

コシあんとつぶあんはコシあん派だったか、(あんこ?)このお味噌なら粒々好きになれそうだ。

 

他にも森の木の実で草木染めや、大ーーきなピザ作り、長ーーーい恵方巻き作りなども行っている。

 

次の開催は、3/2(木)と3/16(木)。

ゆるっと森で過ごそう、の日だそうだが、2日(木)は三色団子を作ると教えていただいた。

 

初めて参加する場合はSANDENの柴崎さん(sandenforest@gmail.com)(027-230-6500)宛てにご一報を。

 

 

 

 

 大学で自然体験の活動をしてきた女性が中心となって立ち上げた冒険遊び場。

 

こちらについては前回の記事

 

『冒険遊び場 あそビック』とGoogleで検索すると、この記事が9番目くらいに出てきて驚いた!

 

 

 

話は戻り、『森のようちえんってなぁに?』のイベントは様々な方が紹介してくださったおかげで、総勢17名も参加してくれた。

 

はじめは和室で車座になって自己紹介、情報交換を行い、当初の予定通り(笑)一時間ほどで子ども達が限界に来たので、外へ移動。

 

公民館の目の前が公園になっているところで、そこでプチ森のようちえんに。

 


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パパッと手際よく  お一人でハンモックを架けていただき、子ども達は喜んで揺られていた。

 

 

森のようちえんには基本的には遊具がないそうだが、それでは足りない体の動きがあるという。

 

 

木のツルがあればできるのだが、なかなか丈夫なツルがないのが実状。

 

 

ハンモックでなければできない動き、それは揺れること。

 

体幹や三半規管も鍛えられるそうだ。 

 

森のようちえんやプレイパークについては、まだ法整備が追い付いておらず、保育士の資格が必要だとか、幼稚園教諭の免許が必要だという決まりはないそうだ。

 

大人は何もせず、ただ森で遊ばせるだけでいいのか?というとそうではなく、幼稚園指導要領の5領域などを意識してカリキュラムを作ると、より信頼度が増すだろうと教わった。

 

今のこの遊びは5領域のこの部分を意識しています、など。

 

そして、避けては通れないケガや事故の問題。

少人数なら旅行保険、人数が増えてきたらレクリエーション保険がいいという情報もあった。

 

また、プレーリーダーと呼ばれる子ども達の見守り役の人たちや、森のようちえんの指導者側にも保険に入っておく手法があるようだ。

 

キャンプの資格をとるとキャンプ保険に入れたり、キャンプ協会に入ると協会がいざというとき 守ってくれたりするそうだ。

 

お母さん達だけで保育をする『自主保育』という形態もあるが、責任の所在がどこにあるのかや、金銭の不公平感などクリアにしておくべき問題を解決しておかないとひずみが生じてくるそうだ。

 

何か事故があったとき、結局は代表者が責められることになるといい、その言葉はずしっと重く感じられた。

 

そのためにもビジョンを作っておくことが必要で、こんなときどうする?という対応策を練っておくといいとのこと。

大雨だったら?

災害が起きたら?

指導者は誰?

など。

 

 

このような運営に関わるような部分まで、興味のある人たちで共有できたことはとても大きい。

 

私だけが必要な情報ではなく、別の地で動き出そうとしている人、もうすでに動き出している人にとっても参考になる話があり、なにより興味のある人たちと一堂に会することができて横の繋がりが生まれた。

 

 

さっそく登山に行こうという話が出てきたようで、遊びに行く子ども達も、ママ達にも嬉しい結果になったことは間違いない。

 

まだまだ小さな一歩かもしれないが、充実した1日となってよかった。